草刈の危険性について

草刈をする際、幾らか危険が潜んでいます。

まず、刈払機の危険性について記載していきます。
草刈の際に使用する刈払機ですが、安価なものから高価なものまで、基本的に動作は同じです。
機器は比較的安価で簡単に手に入りますので、安易に使用しているのが現状ではありますが、
実はかなり危険な機械であることを理解されずに使用されている方が多くいらっしゃいます。
全国各地で開催されている刈払機取扱作業者安全衛生教育を是非ご受講いただき、
その上で刈払機をご使用されることを強くお勧めいたします。
ご受講いただきますと如何に危険な道具であるかをご理解いただけるかと思います。
この安全衛生教育に受講資格はなくどなたでもご受講いただけますので普段ご使用される方でまだ受講されていない方は是非一度ご検討くださいますようお願いいたします。

刈払機の危険性

  • キックバック
    危険な要因はまずキックバック現象です。一般的な刈払機は左回転で高速回転します(右回転の場合もありますのでご使用されている機械の回転方向をよくご確認の上キックバックが発生しやすい範囲をご確認ください)。特に刃の0時~3時(6時~9時も同様に危険)の方向に固い切り株や石などが接触すると、パーンと刈払機が一瞬で跳ね飛ばされてしまいます。これで万が一近くに人がいたりしたら大事故につながることが容易に想像できます。周囲に人やものがいないこと常に注意しながら作業を行う必要があります。対象物は常に刃の9時~12時にあてて刈るようにして、常に一方向に動かしながら対象物にあてていきますので非効率だからと絶対に往復刈りはしないようにしてください。キックバックが発生し大変危険です。
  • 刈払機のメンテナンス
    使用する前後の刈払機のメンテナンスは大変重要です。ネジやボルトの緩みがある状態で使用すると、思わぬ事故につながることもあります。使用する刃の状態が悪いと、効率が悪く、長時間の使用や無理な体制での使用につながり危険です。
  • 振動障害
    比較的見落としがちなのが振動に対する知識です。低周波・高周波の振動はそれぞれ身体に与える障害も違いますし、刈払機を使用する限界時間を守らないと、後々身体に影響を及ぼすことも。
  • 飛び石の思わぬ事故
    刈払機を使用していると、石があらゆる方向に跳ねたりします。その飛び石が、例えば車や家の窓ガラスに接触に補償問題になることもあります。周囲に何も無いことを確認しながら作業すること、また飛び跳ねても問題ないように対策をしながら作業をすることが必要です。賠償責任保険は必要に応じて加入しましょう。

その他の危険性

  • 蜂や蛇などの危険な生物
    草が生い茂る土地には色んな生物が生活しています。草を刈るという作業は彼らの生活場所を脅かす行為ですので、彼らも命を懸けて攻撃を仕掛けてきます。その際に彼らの特性を理解して、また、万全に防護する知識が無ければ大変危険な目に遭うこともしばしば。
  • 熱中症・熱射病・日射病
    特に夏場の作業は危険です。日差しの強い日中の作業は極力避け、対策を万全にした上で早朝や夕暮れ時に作業を行うことも大切です。

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